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2010年11月

現在、東京都内で建築中の大型オフィスビルは、その殆どが環境配慮を強く意識したものになっている。2001年に国土交通省の主導の下に発足した「CASBEE」(建築物総合環境性能評価システム)の最高ランクの"S"を目指して建築が行われているようだ。既存ビルにおいても、ビル内で使用する電気で生グリーン電力を使用する取組が始まっている。千代田区の「新丸の内ビルディング」では、青森県と「再生可能エネルギー地域間連携協定」を締結し、六ヶ所村の風力発電等から既に生グリーン電力の供給を受けている。東京都に取材したところによると、本日現在では「新丸の内ビルディング」だけだが、水面下では同様の取組みに対する動きが複数あるとのことだ。
ビル側のこのような取組みに対し、入居テナントとなる企業の意識にも変化がある。
本年4月に施行された改正省エネ法などの影響もあり、特に上場企業では入居しているビルの環境配慮レベルを気にし始めている様子が覗える。実際に移転先選定の決め手がCASBEEだったという話は最近、良く聞くようになった。時代は大きな転換期を迎えたと言っていいだろう。
しかしながら、これは全世界的な傾向である。現在、世界では、300~400ものスマートシティプロジェクトがスタートしているという。2020年におけるスマートシティの市場規模は180兆円と言われている。そこでは、送配電網の構築、太陽光発電や風力発電などの多用、蓄電池システムの大量導入、次世代自動車の導入などの実証実験が進んでいて、スマートビルの建設に関する調査も行われているようだ。
今後の私たちのワークスタイルがどのように変化し、オフィスビルがどのような進化を遂げるのか見守りたい。

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